白詰草の花冠

過去の文章を残そうと思いました。全部過去になるからね。

水によばれる

あ~~~頭の中で考えてること適切な形で文章になって出力されて欲しい。

タイトルの通り、水によばれるという感覚について書きたくなった。幼いころから確かにそういう感覚があって、川や湖の前でつい立ち止まってしまう。橋の上から眺めていると、そこに吸い込まれたくなる。よばれてるんじゃなくてよんでるのかな。ずっと眺めていると、水の中に自分がいる。水の中にいる自分を橋のうえから眺めている。橋の上の私の体は水の中の私とつながっていて、水の中にいる感覚がどんどん鮮明になっていく、水の中から橋の上の私を眺めている。

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山の小道にあった小川

この視点がうつろう感覚は別に水に限ったことではなくて、色んな場所で起こる。ライブハウスや劇場、空、山、屋上、公園、けっこうどこでも起こる。水によばれる感覚から2つくらいブロックのはなれた話をしてしまった。水によばれる感覚について全く言及できていない。

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ぜんぜん呼んでない水

でもこの視点がうつろう感覚のこと、私はめちゃめちゃ好きで、時々意図的にやる。たぶんクスリをキメるようなものなんだと思う。(キメたことないけどさ…)意図的にやるのももちろん悪くないんだけど、意図していなかったのに突然そうなってしまって止められないときがたまらないんだよな。

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視点がうつろう系の水ですね、夜の白浜

自分のことなのに、自分でどうこうできないのがいい、みたいなところもある。水によばれる感覚もそれだな。自分で自分を制御しきれない部分に出会えるというか。快感なんですよね。

快感、といえば、これはあんまりよくないんですけど、自転車で坂道をすごいスピードで走っていって、その先の十字路をそのまま突っ切るとき、もしかしたら車が横からやってくるかもしれないでしょう。そのときに、これも視点のうつろいと似た感覚なんですけど、実際車はきていないのに、車にぶつかられた自分が発生するんです。そうすると、スカーンと頭を打ち抜かれたみたいな強い衝撃の波だけが走って、意識があっち側(?)のようなところでひっぱられるんですよね。すごく気持ちよくて、いけないことだって思ってはいるけど、ついやってしまう。

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水、いくらでも撮ってしまうし、眺めてしまう

良い子は真似しないこと。良い子な自分、時々裏切りたくなっちゃうよね。

なにか書きたいことがあった

なにか書きたいことがあった。そうやって思いながら、忘れてしまうことがたくさんあって、ブログ書きたいな~と思ってからそういうことがすでに5回以上あった。嘘、いいすぎかも?でもまぁ、何回でもいいんだけど…そうやって忘れてしまうことにどれくらいの意味があるんだろう。忘れてしまうんだから大したことないのかもしれない。だけど大事なことのような気がして、忘れてしまったことを忘れられない。

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このまま世界が終わったらいいな~と思っていた時の写真

忘れてしまったことさえ、忘れてしまうこともたくさんあって、そういう時、写真や過去の文章が忘れてしまったことを教えてくれたりする。写真や文章を見て、その時の気持ちや考えていたことを思い出せるとちょっとほっとする。ちゃんと思い出せたって。それでも、その写真をどこで撮ったのか、どうして撮ったのか、私が撮ったの?ひとりだったの?誰といたの?忘れてしまっていることも多くて、取り返しのつかない記憶が白紙のページの山のようになっている。

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信濃で撮影したらしい

そのことがちょっと悲しくて、最近はマメに写真を見返す。もしいま、忘れたいと思っていることがあったとしても、それは人生全体で考えるとおそらく忘れたいことではないと思うから。記憶以外でもそういうことがあって、私は常にいろいろ持ちすぎていると思う。想いや記憶を大切に持ちすぎている、と思う。

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忘れていたけど、思い出してほっとしたほうの写真

でもそのことを否定することは私にはできなくて、重たい身体をひきずったまま、歩き続けてしまう。とかなんとか言いながら、全然違う私もいて、だから忘れてしまったり、急に消えてしまったりするんですけど…

これなんて説明したらいいのか分からないのですが、ここ数年で、なんとなく相対する自分が並行して存在していることにやっと自覚的になってきて、今思っていることも全然理解できない瞬間がまたくるんだなって分かるようになりました。そのことを知らなくて、(何の話だこれ。書きかけたので残しますけど、まだうまく書けなさそうなのでやめます。)

書きたいと思ってたことひとつ思い出した。失踪したいという気持ちについて。失踪したいという気持ちになるけど、失踪することによって失って取り戻せないものがあることを知っているので、結局私は何一つ捨てられずにここにいることを選ぶ。失踪しないでここに居続けるためには代償行為が必要で、幼少期から失踪したい気持ちと付き合ってきてごまかしかたも分かってきて、ごまかしの下ごしらえもぬかりない。えらいな、と思うけど、本当にそれでいいの?ちゃんと失踪しといたほうがよくない?とも思う。

話、戻るんだけど、マメに写真や文章見返して記憶を確認したり取り戻したりする行為、あれ、繰り返していると、覚えているんだけど自分のことじゃないみたいになっていったりするんですよね。伝聞の伝聞の伝聞、みたいな感じだと思うんですけど。

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伝聞の伝聞の伝聞…になりかけている写真

全体的に、何の話だって感じだ、今日は。まとまらない(まとめる気がない)。残したいだけだし、こういう日があったってことで。

 

ーーーーーーーーーー

残しておきたかったんですよ。汚くても。丁寧に書くほうが好きだけど、それって気力がないとできないし、それを待っていると全部消えていってしまうので。一週間後くらいには何言ってんだこいつって読み返して思うんだろうな。これは自身に対する引継事項なので。

月の宇宙船

今日は月がとても綺麗で、好きな色をしていて、重そうな色をしていた。

どんどん降りてくるから、どんどん大きくなっていって、家に着くころには、もうおっこちてくるんじゃないかって思った。落ちるところを見たいと思った。乗りたいと思った。触りたいと思った。見逃してはいけないと思った。

 

思えば、小さい頃の夢は宇宙飛行士だった。私たちが宇宙に存在しているのに、他に宇宙に生物がいないなんて考えられなかった。宇宙船に乗って辿り着いた場所、または道すがら、きっと何者かに出会うことになると思っていた。他の人は知らない何者かにいじわるをしたり、身柄を拘束したり、身勝手なことをするかもしれないと思っていた。私なら、きっと仲良くできるし、そっとしておくこともできる。もし彼らが望まないなら、仲間と一緒に彼らのことを隠すことだってできる。そう思って使命感に燃えていた。

写真は、熱海にいったときに撮った。3年前くらい?日に焼けて劣化したプランターが不時着した宇宙船みたいだと思った。宇宙船の中には、実験施設があり、そこではたくさんの植物が育てられ、生態系のバランスを保つための試行錯誤が繰り返されてきた。航路の途中、システムエラーが起こり、(もしくは全ての使命を果たし、そこの乗組員全員が船のコロニーの中で穏やかに一生を終えたあとかもしれない。)不時着して、大部分が壊れ、実験施設はむき出しになり、置かれた場所で咲いている芽吹いている。そういう、宇宙船です。

 

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プランターの宇宙船

朝なので、寝ます。

思い出が地層みたいだという話(書きたいな日記)

思い出が地層みたいだと思った話を書こう

と思ったのだけど、タイトルを書いた途端、

何を書いたらいいのかよく分からなくなってしまった。

 

最近、父親が購入してきた電気毛布の

便利さにやられてしまっている。

コンセントを差し込んで電源をいれれば、

こたつなんかよりずっとあったかくなる。

今も絶賛使用中である。

 

一人暮らしを始めたら、

絶対に電気毛布を購入したいと思う。

 

思い出が地層みたいって話ですけど、

なんでこの話をしようと思ったかというと、

元恋人とラインでの会話の流れで

「別れたのとか、一緒にいたときのことが、

 三層くらい前のことみたいに感じられる」

という表現を自分が自然と用いていたからで。

 

なんだかうまく書ける気がしない。

というかちゃんと説明する体力がなくなってしまった。

地層についての表現を学んでからまた書きたい。

 

いま書けることだけメモする

(しかしながら、これが話題の大部分である)

 

古い地層やそこに含まれる堆積物が

新しい地層に押しつぶされて変形したり

その中に化石や宝石が形成されたり

 

たいして年月を経ずとも、

球状コンクリ―ションのように

硬くて得体の知れないしこりが発生したり

(球状コンクリ―ションのことはまた詳しく書きたい)

 

ーーーー

古いものが、その質量はそのままに

小さくなったり変形したりすること

 

地下深くに眠る古い地層の中でも

ひときわ存在感をはなつもの

忘れられないもの、手に取って眺めるもの

いつか手放してまたどこかへ還るもの

 

そういうものが点在していて。

 

それらも、長い年月を経て、

もうすでに変化してしまっているものたちなんだよな。

(そういう夢を、以前にみたので、これもまた書きたいな)

 

書きたいな日記になってしまった。

意味もなく過去の写真を貼ってみますね。

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安曇野 岩崎ちひろ美術館での写真

長野、好きだな~~~

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信濃大町 北アルプス国際芸術祭での写真

 

思い出が地層みたいだという話(書きたいな日記)

思い出が地層みたいだと思った話を書こう

と思ったのだけど、タイトルを書いた途端、

何を書いたらいいのかよく分からなくなってしまった。

 

最近、父親が購入してきた電気毛布の

便利さにやられてしまっている。

コンセントを差し込んで電源をいれれば、

こたつなんかよりずっとあったかくなる。

今も絶賛使用中である。

 

一人暮らしを始めたら、

絶対に電気毛布を購入したいと思う。

 

思い出が地層みたいって話ですけど、

なんでこの話をしようと思ったかというと、

元恋人とラインでの会話の流れで

「別れたのとか、一緒にいたときのことが、

 三層くらい前のことみたいに感じられる」

という表現を自分が自然と用いていたからで。

 

なんだかうまく書ける気がしない。

というかちゃんと説明する体力がなくなってしまった。

地層についての表現を学んでからまた書きたい。

 

いま書けることだけメモする

(しかしながら、これが話題の大部分である)

 

古い地層やそこに含まれる堆積物が

新しい地層に押しつぶされて変形したり

その中に化石や宝石が形成されたり

 

たいして年月を経ずとも、

球状コンクリ―ションのように

硬くて得体の知れないしこりが発生したり

(球状コンクリ―ションのことはまた詳しく書きたい)

 

ーーーー

古いものが、その質量はそのままに

小さくなったり変形したりすること

 

地下深くに眠る古い地層の中でも

ひときわ存在感をはなつもの

忘れられないもの、手に取って眺めるもの

いつか手放してまたどこかへ還るもの

 

そういうものが点在していて。

 

それらも、長い年月を経て、

もうすでに変化してしまっているものたちなんだよな。

(そういう夢を、以前にみたので、これもまた書きたいな)

 

書きたいな日記になってしまった。

意味もなく過去の写真を貼ってみますね。

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安曇野 岩崎ちひろ美術館での写真

長野、好きだな~~~

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信濃大町 北アルプス国際芸術祭での写真

 

たこ焼き屋で出会った人たちの記録①

2月6日(水)

はじめて見かけた日からずっと気になっていた

場末感の漂うたこ焼き屋さん。

気になったまま3年が過ぎていた。

 

その日はなんとなく思い立って、

たこ焼き屋のドアをあけた。

なんか知らんけど、足が向かっていた。

そういうことよくある。

 

中には、たこ焼き屋の店主、その息子、

あとは常連客が5人いた。

いつも、たこ焼き屋でたむろしているらしい。

 

息子も座って酒を飲んでいて、常連のツレかと思った。

席に案内される。

席、といってもテーブルは1つしかなくて、

常連のみなさんに混ざって座る。

店全体が、常連のみなさんで満たされている。

 

「お姉さん座るから!ほら、ここあけて!」

「いや、こっち座ってもらったほうがええだら(三河弁だ…)」

「カズくん(?)の隣すわってもらい!」

 

みたいな感じで、結局カズくん(?)のお隣に座る。

カズくん(?)は最近、看護師の女性と別れたらしい。

その前に付き合っていた女性はきつめの美人で、

常連の女性いわく「あの人は合わないと思ってた」

 

最近別れた看護師の女性は「前の子のほどきれいではなかった」

カズくんは付き合う女性のランク()が激しく上下するらしい

常連の女性いわく「極端なのよ」

 

カズくんは耳に銀色のピアスをしていて、

なんだかんだモテるタイプのようだった。

仕事をさぼるのも上手くて、常連のおっちゃんいわく

「い~~っつも同じSAで長時間とまっとる!会社に電話したろか!」

(突然の小芝居、おっちゃんはすぐ小芝居をはさむ)

「あっもしもし~おたくの会社の~トラックなんですけど~

 い~っつも○○SAに長時間駐車してて~~

 ちゃんと仕事できてるんですか~~?

 しかもい~~っつも同じナンバーなんですよ~~」

(小芝居の時だけ、以上に語尾が伸びる)

 

でもカズくんは全然自分では話さない。

これだけカズくんのことを書いたけど、

カズくんが喋ったのは一言だけである。

 

「いいよ」

 

おっちゃんが「この兄ちゃんが飲み物おごってくれるってサ!」という発言で

(カズくんは何もいってない。たばこを吸っていただけである。)

私は、カズくんにドリンクをおごってもらうことになったのだ。

「いやいやいや…」と遠慮していると

「ほら~~なんがいいの!選んで!」と急かされ

「何がありますか…?」と聞いてしまう(実際のどもかわいていた)

「コーラもサイダーも牛乳もあるよ!」

「あっじゃあ三ツ矢サイダーで…えっいいんすか…」

 

この時にカズくんが発した言葉が

例のたった一言「いいよ」だったのだ。

 

三ツ矢サイダーください」

「欲しかったら自分でとりな!」

冷蔵庫に案内される。

 

ちょっと嬉しい気持ちで三ツ矢サイダーを手に取ると

その奥にビンのマミーがあった。

 

「お~マミーもあるやん」とおっちゃん

「…マミーに変えてもいいですか」

図々しい発言をする私

「2本とももらったらええんや!1本は持って帰ってもいい!」

さらに図々しく気前のいいことをいうおっちゃん

 

帰りは知らない間に、私を駅まで車で送る話になっていて

「次の電車が22時15分だから…22時すぎに出ようか!」

と元気よく当たり前みたいに常連の女性がはなしかけてくる。

 

賑やかで騒々しくて気遣いのない気遣いが横行する場所だった。

みんな本当に優しくて、勝手だった。

about me !

・ブーツについて

爪先の上にかかとを足して塔になる
爪先が左に傾けばかかとは右に傾く
人間が履いて
深呼吸してからやるのが一番
爪先に爪先をくっつけて直線にする
右から左に電波受信
人間に履かれたままだと上手くいかない
平行に置く
これは一番難しい
直角よりも難しい
まずどこを基準線と置くかでつまずく
唯一交わらない平行は気高くて仲間外れで寂しがり
隣で平行しているのと顔を合わせて笑い合うことをいつまでたっても覚えない
ただのまぬけだ

・赤いスカートについて

前後左右へ広がるのは癖で、こじんまりすることを学ばない
赤は赤ん坊の赤
スカートはストーカーのスカート
「い」については言及しない
よって私の今月分のお小遣いも減給されない!
くるくるくらくら回るたびにカレーのシミが目に入る
カレーのシミは円を描くのが趣味ではないのに描かされている
かわいそう
赤いスカートはそんなことを気にしない
女の子の腰をついてまわるだけ
カレーがおいしいことだって知らないから

・ファスナーについて

概してポップな色気を持ち合わせている
あどけなく、きらめいてる
思わず唇でつまみたくなる清涼
じーじーなるのがいじらしい

・私について

ブーツの平行に同じとする
ひとつ言い訳をするのなら
「近付いて、離れるのがこわいのです」

2010.03.16