白詰草の花冠

過去の文章を残そうと思いました。全部過去になるからね。

【 追記しました 】東京って意外と自然が多いんですね。

楽しかった、東京での1日のことを振り返りたい。前々から行きたいな、と思いながら特に計画もしていなかった東京。休日前夜ゆるく思い立ち、東京へ行ったら会ってみたいと思っていた人に連絡をとってみたら、なんとOKで(無理矢理OKにしたような節もある)、それで完全に心が決まり、かねてより望んでいた東京行きを決めたのだった。

 

朝、お仕事の日よりも少し早起きして車で駅へ向かう。お気に入りの胡粉ネイルを塗って出かけたいと思っていたのに、また忘れてしまった。めっちゃ楽しみなお出かけの時はいつもネイルもキメていきたい、と思うのに、いつもはしない化粧や何やらをしているとそれだけでタイムアップしてまう。日々の日課をコツコツ増やしていきたいという気持ちはあるが、それよりも「もう少し寝たい」「ゆっくり動きたい」の欲が勝ってしまうし、今はそれを否定できない。

 

ギリギリだったが、なんとか約束の時間に間に合う新幹線に乗ることができた。久しぶりの新幹線に胸が躍った。新幹線だけでだいぶ満足してしまった。もし約束が果たせなかったとしても、これからいく場所がどうしようもなくしょうもなかったとしても、新幹線乗れたからからいっかと思えるくらい。だけど、私が望んで会いに行く人、場所がしょうもなかったことなんて一度もない。これは自慢だ。

 

新幹線が東京駅につく。東京駅、広い。ついたぞ~!と思ったけど、全然ついてない!というのが東京駅。わからん…と思いながらなんとなく人の流れに沿って歩いていく。とりあえずどっかの改札にいきゃなんとかなるだろという軽い気持ちで。実際なんとかなった。自分は土地のこと知らなくても、相手は知っている(たぶん)。

 

そんなこんなで、待ち合わせに成功。初対面であることはもちろん、正直ネット上でもあまり言葉は交わしていなかった(と思う)。にも関わらず、普通に話せてしまってさすがコミュ強…と思った(かどうかはさだかではない)。会ってからどうするかなどはちゃんと決めていなかった。どこか腰を据えて話すというよりもこの人と時間を共有するなら散歩がいいなとは思っていた。写真を撮りながら、散歩をする。ゆったりした気分で気持ち良く散歩をした。慣れない土地になんとなく落ち着かない気持ちもあって、でも、その落ち着かなさがかえって私を自由に振舞わせたような気もする。そこらにある植物の手触りなど、気になる感覚をいつも以上に好き放題確かめられた。もう少し匂いも感じたかったなと思ったが、受け取りたい情報が多すぎて、匂いにまではまったく気がいかなかった。一瞬、池か何かを見ようとして相手と距離が近づいた時、どんな匂いがするか知りたいと思ったりなどしたこともあったな。つい自分で自分を縛りがちな癖があるが、この日は1日通して変な演技をしなくて済んだなという振り返り。一緒に散歩をしてくれた人に対しては、距離感が上手な人だなと思った。丁度いい、継続できる距離感を作れる人だなと。この時ばかりは「さすがコミュ強…」と明確に思った。私はだいだい距離感や関係性を誤ってしまいがちなので、上手な友達のことを本当にありがたいと感じる。相手が作ってくれたものに、十分に納得して、安心する。これが正しい人とのあり方なのかは分からない。でもこんな風に明確に感じたのは初めてかもしれない。初めてではなかったとしても、そう多くはない。最後は文通をしようということになって、別れた。文通友達が増えたことが嬉しかった。なぜ手紙が好きかということについてはまた改めて書きたい。(これ別の記事でも言ってた?)

 

お昼。時々寂しくなったときにペリスコで好きな音楽をだらだら流す配信をしているのですが、そこで知り合った人、あおくんと渋谷で会う。渋谷駅も広かった…。配信では私が喋り、あおくんは文字で相槌をうってくれたり、話していることに対してコメントをくれたりする。寂しい夜には、それがとても救いだったりする。自分のさみしさくらい、自分でなんとかせぇやという気もするのだけれど…。会ってみたら、想像通りの優しそうな人で、やっぱり安心した。私は配信で自分のこともよくしゃべるけれど、あおくんのことは実は全然知らなくて、それでもいいと思っていた。でも実際会って話してみたら、話してくれるエピソードが人柄含めてとても面白くて、こんなに話してくれる人なんだ!と意外な展開にもとても嬉しくなった。ご飯を食べ終わって、ドローンを譲り受ける。butaji さんの MV をみて、空撮に憧れを抱いていた。頑張って、いい写真撮るね。

その後、行きたいイベントの場所とか、コインロッカーとか、色々何から何まで教えてもらって、東京にも、うちができたような気持ちに近い、そういう不思議な気持ちになった。また東京にきたら、ゆっくりご飯食べようねって話をして別れた。

 

その後、DJイベント(?)ウニクレソンが開催されている頭バーに行く。(方向音痴なので、地図を頼りにあおくんに案内してもらった…ありがとう…)

今回、日時が設定されているものはウニクレソンだけで、このために組まれた日程だといって過言ではない。つまり今回のメインである。まぁ全部メインなんですけど…。正直、イベントの詳細は良く知らなかった。それでも行こうと思った理由は2つあって、DJイベントそのものに強い興味があるということ、配信ではじめてみたDJのおかださんが参加しているということだった。

実はDJというと、私の中では昭和歌謡のイメージが強くて、というのもおかださんが昭和歌謡をレコードで流しまくる配信をしていたからで、それがすごくよかったからで。仕事終わり、電車に乗っているときなんかに配信やっていると、わ~いって思ったりした。初めて生でみたDJはわきさんで、私が思うDJ像というのは主にこの2人で構成されているし、DJ面白い!って思ったのもこの2人だったからなんじゃないでしょうか。知らんけど………(恥ずかしい)

DJの良し悪しはよく分からないんだけど…何度かクラブに行ってみたり、DJのあるライブに行ったり、年末には仕事納め後オールナイトのイベントに行ってみたりして、そこで自分にも好みがあるんだと知った。大きい音で音楽が鳴っていればそれでいいわけでもなかった。好きな曲がかかればそれでいいわけでもなかった。過去にはじめていったクラブは最悪だった。最悪だったというか、私がそこの客ではなかったというだけの話だった。音楽を聴きに来ている客はたぶん、いなかったんだと思う。

 

ウニクレソンの話に戻る。

15時、オープンの時間に頭バーへ入る。頭バーのキャップ、「頭」と刺繍がほどこしてあり、かなり欲しかった。フットワークの軽いシャイなので東京まではほいと行けても、5m先にある物販棚には行けないのである。人は少なくて「ウニクレソンのお客さんですか…?」と控え目に声をかけられる。何故かチョコをもらう。そこでイベント名「バ以上ひ未満」の意味を知る。バレンタインね!なるほど!そして、なんとなく顔見知りの人たちが集まるイベントなんだろうということもなんとなく分かってきた。場になれるため、まずは酒を入れる。ショットをと思ったが、コーヒー焼酎をメニューに見つけてしまった。牛乳割でいただく。たぶん私よりも若い男の子がDJをしている。近隣との兼ね合いの関係で音量は控え目。ゆるく音楽をききながら、少しずつ集まりだした人々がおしゃべりを始める。いいですねぇ、めっちゃいい空気感ですね~。と思いながらフッ軽シャイは、酒を飲むことしかできない。ショットを注文すると、テキーラかイエガーか選ぶことができた。やった!イエガーで!その後もイエガー4ショット飲んだのか…?覚えていない。ほどなくして、おかださんのDJが始まる。何が流れるのかなとわくわくしていたら、なんとまさかの【 八神純子縛り 】である。笑ってしまった。(ちなみに今、八神純子を聴きながらこれを書いている。いいよね、八神純子。)

書きたいことありすぎて全然まとまらない。疲れたので箇条書きで。俺は取捨選択ができないのでこういう文章を書くときに疲れてしまいがち。

 

・いい香りのウニクレソンが出来上がってくるが、持ち前のシャイで食べにいけず

・主催の人が話しかけてくれて、おいしいウニクレソンにありつけた…!

・名古屋からきたことを伝えるとすごく歓迎してくれて嬉しかった

・男女問わず和気藹々とした空気で居心地よかった

・お酒とソフトドリンクをご馳走してもらってしまった(嬉しい)

・おかださん、イメージと反して大柄だったがイメージ通りかわいい人だった(最高)

・こっそり帰るつもりだったが、皆さんのおかげでおかださんに挨拶できた(感謝)

・特撮縛りで愛知でもイベントをやるらしい、行きたいな(仕事…)

・B to B の意味を教えてもらった(優しい…)

・最初にやっていた若いDJの子が話しかけてくれて感謝

・ライブでもイベントでのその場や人と繋がった気分になれるのはいいね

お姉さんたちがめっちゃ優しくて俺はもう…(泣)

・おかださんの配信が好きだということを伝えることができた

 

 

アルコールはテキーラコークでしめて、あとはソフトドリンクを飲んだりなどした。

最近行った Super friends のライブでも本当に思ったのですが、好きなものに好きだと伝えられることは本当に最高だし、まじでシャイを辞して伝えていきたい。伝えるときに、実際よりもシリアスになりがちなので、適切な熱量で相手や場に好意を伝えられるように今後訓練を重ねていきたいですね。 

 

めちゃめちゃいい日だった。東京、来てよかったな~いろんなものがピッタリはまって、こんなことある!?ってくらい全部がきれいに回った1日だった。

ありがとう東京……

まだまだ再訪したい場所含めていきたい場所があるので、またね、の気持ち。

 

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蛇足

遠い土地に来たときには、元恋人に絵葉書を送ることを半ば習慣のようにしていたが、この日はそんなこと忘れてしまっていた。その後も数回、持ち歩いている絵葉書に何事か書きかけてはみたが、特に投函したい気分にもならず、思い出がもう化石みたいになって生きていた時の感覚のようなものが失われたのだと感じた。不思議と寂しくはなかった。