写真を撮ってくれ
知り合いの男の子に「写真を撮ってほしい」と頼まれたことがあった。
彼の要望で、初回は丘の上にある公園で撮影をした。
なぜか交通費が支給されたし、ちょっとしたお給料もでた。カメラについて詳しいわけではなかったし、技術があるわけでもなかったので、支給される金銭に対してちょっとした罪悪感もあったが、そのことは事前によくよく伝えたし、まぁいっかと受け取った。これは誠実さに欠けるだろうか?
他愛もない会話をしながら写真を撮った。私は写真が上手ではないので、撮るぞと思った日はとりあえず量を撮る。この日は375回シャッターを切った。
変な意味ではなく、私のことを気に入ってくれていたんだと思う。そういう妙な信頼を得ることが多い傾向にある。結局そのことが負担になって疎遠になってしまうことも多いのだけど…(例に漏れず彼も疎遠になっている)
気に入った人に写真を撮ってもらいたいという気持を最近知った。人が撮った自分の写真が妙に良くて、また撮ってほしいなと思ったのだ。で、あの子もそういう気持ちだったのかなと。
2回目は海で撮ってほしい、と言われて新舞子までいった。ちょっとした旅行みたいだった。
赤い傘を写真に入れたいから、という要望で、道中ハンズに立ち寄る。しかしながら、赤い傘は見つからない。3件くらいはしごして1本もみつからなかった。そこらへんにあるやろと思っていても、ないものがあることを知った。
この日は、赤い傘がなかったため、私が来ていた赤いワンピースをそのまま脱いで貸した。なんとなくまとめたい気分なので、これはまた今度まとめようと思います。
追記:数か月たったが、また今後という気持ちは一切合切なくなってしまった…