白詰草の花冠

過去の文章を残そうと思いました。全部過去になるからね。

仕事中なんだけどさ

仕事中です。仕事で文章を書かなければならないんだけど、するするいかなくなってきて(だいぶ進んできて、あとは細かいところ…みたいなフェーズに入っているのでするするいかなくなって当たり前)するする文章を書くという行為がしたくて、ここにきてしまった。そういうことです…

 

別に書きたいことがあるわけではないんですけどね。はは。

昨夜 spatial chat なるものを初体験した。なんのきっかけでフォローしたのか分からない人がルーム(という表現でいいのか?)を開いていて、なんじゃろこれと思い…一度入ろうとしたものの怖くなって入って即接続を切り、spatial chat とはなんぞやというのを調べて、それからまた入りなおした。

単純に知らない人のいる場所に行きたい、というのがそもそもの自分のニーズだったが、なんぞやというのを調べたあとはツールそのものの方が気になってこの機会逃したら多分自分はこれ試さんな…と自分のズボラさをひと睨みして飛び込んだ。

なんぞやというのは、調べたら分かりやすく解説している note とか色々あるので、気になる方は調べてください。(といいつつ、自分がみたnoteのリンクを貼る)

note.com

こういうのは、人がいないと試せないからやってくれる人がいるのめちゃめちゃありがたいすね。うわ~面白い!と思って、すぐに満足してしまい、手持無沙汰になってしまった。知らん人のいる場所にいきたいと思っていたのに、ツールを試したいが主目的になってしまったがために…(こういうとき目的を複数維持することが苦手)

どうしようかなとまごついている間に、携帯の充電がみるみる減っていき(比較的長く雑に使っているスマホなのでもうバッテリーが結構ダメ)落ちてしまった。無言退室はどうなんだ、とおもいつつ、退室するためだけに入室するのもなんかちょっと変かな…と少し悩んでそのまま寝た。ここ教室やクラブのようなものだとするなら、ふらっといなくなることも許されるだろう…そういう思いで…

ここまで書いて思い出したのが、大学の卒業式だ。大学の卒業式の日、私は友だちと一緒に講堂に入り、席をとって、ショールを友人に預けて、少しだけ外の空気を吸いに行った。友だちには「少し出てくる」とだけ伝えていた。でも、外にでてみると、今からあの講堂の中にじっと座って時間を過ごすことになんの意味があるのか分からなくなってしまった。用意されたこの時間はなんだ。もしかしたらめっちゃいい話きけるのかもしれないけど…友だちには悪いが、半年の休学期間を経て自分の気持ちに正直になった私はもう講堂へは戻れなくて「すまん」と思いながら、講堂をあとにし、袴姿でいつもの大学博物館へ行った。誰もいなくて、入学したての頃を思い出した。新入生歓迎会とかサークルの勧誘とか、目が回るような人混みの中を避けて、ここへきた。誰もいなくて、静かで、ふかふかのソファに座って息をしたり、2階へあがって、気持ちいい形の木製の椅子に座ったり、おそるおそる顕微鏡をのぞいたり、化石に触ったり、ばかでかい珪化木に座ってみたり。そういうことを思い出した。私は意図せず、大学のはじめとおわりを同じように過ごしていた。